ポンド危機

1992年に発生した、イギリスの通貨であるポンドが暴落した出来事(通貨危機)。英国経済低迷の最中、過大評価されていたポンドをジョージ・ソロス率いるヘッジ・ファンド(クウォンタム・ファンド)が一気に売りを仕掛けて急落させた。イングランド銀行は金利を10%から15%に上げ、ポンド買い介入で応戦したが、イギリス通貨当局は攻防に敗れた。ブラック・ウェンズデー(暗黒の水曜日)とも呼ばれる。