ニクソン・ショック

1971年、アメリカのリチャード・ニクソン大統領が突然発表した二つの大きな政策を指す。一つはニクソン訪中宣言。アメリカ大統領が初めて中華人民共和国を訪問し、冷戦の転機となった出来事。もう一つはドル・ショック。ドルと金の交換停止を発表したため、ブレトンウッズ体制が崩壊。米ドルは信用を失い、大暴落した。背景には、米国の金保有量が減ったこと、それに伴いブレトンウッズ体制の継続が困難であったことなどがあげられる。