ロシア危機

1998年8月にロシアで起こった金融危機。国内経済の構造問題に世界の金融危機に伴う外部ショックが加わり、通貨ルーブルが暴落。国債償還を5年延期し、事実上デフォルト(支払不能)に陥った。世界同時株安を引き起こし、10月、大手ヘッジ・ファンドLTCM破綻をきっかけにグローバル・キャリー・トレードの一斉巻き戻しが起こり、ドル円相場は2日間で14円以上円高になった。