ETF(上場投資信託)
ETFとは?
ETFとは、日経平均やNYダウなどの株価指数、あるいは、金価格や原油価格などの指標に連動するように投信会社によって運用されている、証券取引所に上場している投資信託です。
「Exchange Traded Funds」の頭文字をとってETF(イーティーエフ)と呼ばれています。
ETFの特長(魅力)
特長① 少額から取引可能
特長② 分かりやすい
特長③ FXの証拠金にも使える
ETFの魅力は、なんといっても少額から取引可能。インデックス型投信を含む一般的な投資信託に比べて信託報酬(運用コスト)が低くなっていることと株式売買と同様の取引手数料(取引コスト)でお取引いただけ、短期投資にも長期投資にも適した商品ともいわれています。
また株価指数等への連動を目的に運用されているため、個別銘柄と比べると投資判断が分かりやすいです。値動きや損益も把握しやすく、株式投資のように銘柄を絞り込む必要もないため、初心者の方でも始めやすい商品です。
もちろん、ETFは代用有価証券サービスの対象ですので、パートナーズFXの証拠金としてご利用いただけます。他社からの株式移管入庫も可能です。
※ 対象銘柄は、当社証券取引対象銘柄に準じます。詳しくはログイン後の証券取引画面からご確認ください。
どんな銘柄?
たとえば、大和証券投資信託委託が運用する「1320 ダイワ上場投信日経225」は、日経平均に連動するように設定されており、「1305 ダイワ上場投信トピックス」はTOPIXに連動するように設定されています。つまり、このETFを保有することで日経平均採用銘柄全体やTOPIX全体に投資していることとほぼ同じ資産効果が見込める銘柄です。
また、野村アセットマネジメントが運用する「1570 日経レバレッジ(日経レバ)」は、日経平均の2倍に連動するように設定されており、「1357 日経ダブルインバース(日経ダブル)」は日経平均のマイナス2倍に連動するように設定されている、ETFの中で最も活発に売買されている人気銘柄があります。
これらは、レバレッジ型・インバース型と呼ばれており、日経平均が上がると考えれば「日経レバ」を買い、日経平均が下がると思えば「日経ダブル」を買うことで、日経平均の値動きの2倍やマイナス2倍に連動する資産効果が得られますが、値動きが大きくなりますので、損失も大きくなる可能性があり注意が必要です。
さらに、ブラックロック・ファンド・アドバイザーズが運用する「1581 iシェアーズ 先進国株」や「1582 iシェアーズ エマージング株」では、それぞれMSCI-KOKUSAIインデックスやMSCIエマージング・マーケットIMIインデックスに連動するように設定されており、世界の経済成長を享受することができる銘柄です。
ETF取扱い銘柄の一例
対象指標 | 銘柄(コード) | |
---|---|---|
日本株 | 日経平均株価 | ダイワ上場投信-日経225(1320) |
TOPIX | ダイワ上場投信-トピックス(1305) | |
外国株 | NYダウ | Simple-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信(1679) |
MSCI-KOKUSAIインデックス | iシェアーズ 先進国株ETF (MSCIコクサイ)(1581) | |
レバレッジ型 インパース型 |
日経平均レバレッジ・インデックス | NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570) |
日経平均ダブルインバース・インデックス | NEXT FUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357) | |
REIT | 東証REIT指数 | NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343) |
商品その他 | 金 | 純金上場信託(現物国内保管型)(1540) |
WTI原油先物価格 | WTI原油価格連動型上場投信(1671) |
※各銘柄の詳細や目論見書等は、日本取引所グループWEBサイト をご覧ください。
投資信託との違い
ETFと投資信託では一般的に下記の違いがあります。
ETF(上場投資信託) | 一般的な投資信託 | |
---|---|---|
販売会社 | 株式の取り扱いがある証券会社 | 各投資信託の取り扱いがある証券会社、銀行などの販売会社 |
取引価格 | リアルタイムの市場価格 | 1日1回算出される基準価額 |
注文方法 | 証券取引所への成行注文、指値注文 | 取引価格が分からない状態での申し込み |
手数料 | 証券会社により異なる | 投資信託ごと、販売会社ごとに異なる |
信託報酬 | 概ね一般的な投資信託より低い | 概ねETFより高い |
ETFはこんな方にオススメ!
少額の資金から資産運用を始めたい方に
ETFは銘柄により数千円の少額から始めることができます。また一般的な投資信託に比べ、信託報酬やその他手数料が低く設定されており、投信会社が運用に回せる資金が多くなるため、長期投資に適しています。
株式の個別銘柄を選ぶのは難しいと感じる方に
特定の指数等への連動を目的に運用されているため、個別銘柄を絞り込む必要もありませんし、投資判断が分かりやすい商品となっています。
FX証拠金の投資効率を高めたい方に
個別株式の場合は比較的に価格の変動率が高いですが、ETFは各指数に連動するように運用されており、分散投資効果があるため、価格の変動率が緩やかです。よって、担保価値としての増減もゆるやかになり、代用有価証券として、長期で安心して保有いただける商品です。
※ETFの価格が下落することで、代用有価評価額が目減りする恐れがございますので、証拠金には十分余裕を持って、ご利用ください。
ETF取引における注意点
ETFの価格は様々な要因によって変動しており、元本や利益が保証された取引ではありません。
相場の急変動時には、対象となる指数に連動する運用ができない場合があります。
その他のETF取引の概要や、注意点につきましては、日本取引所グループWEBサイト をご覧ください。