◆ “動かず” - “昨年10月以来最小”の変動幅

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マネパ為替分析 日刊レポート

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“動かない”いや“動けない”…!?

2024年04月01日

◆ “動かず” - “昨年10月以来最小”の変動幅

「イースター休暇(先週末はグッド・フライデー)」の真っ最中に発表された「PCEコア・デフレータ」は“概ね予想通り”となりました。
またもう一つの注目である「パウエルFRB議長発言」では『利下げを急ぐ必要はない』との見方が示されましたが、特に材料視されることはありませんでした。
このため流動性低下を背景にした小動きは継続し、“昨年10月19日以来最小の変動幅(32.6pips)”に留まりました。


◆ “流動性回帰”は望むべくもない…? - 米国市場再開も…

本日より米国市場は再開しますが、欧州市場の大半は“まだ休場(イースター・マンデー)”となりますので、“流動性回帰”は望むべくもないというのが実状といえます。
そうした中で今朝方発表の「日銀短観」も、“マチマチ”ということで、動意づくキッカケにはなりませんでした。
「ISM製造業景況指数」が予定されていますので、「NYタイムに入れば…?」との期待はわずかに残りますが、少なくともそれまでは“動きづらい”と見るのが妥当なところ…?


◆ 引き続き“仕掛け的な動き”には警戒が必要だが…!?

「口先介入」の効果は賞味期限切れの印象が強いだけに、“仕掛け的な動き”が入らないとも限りませんが、まだ本日は“膠着(動意薄)”と見ておくべきでしょう。
もちろん現レンジを“上抜けor下抜け”した場合には、短期的には“ついていく”を頭の片隅に残しておきながら…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

153.300(90/6/29高値)
153.118(+2σ)
153.000(大台)
上値5:152.300(90/7/6高値)
上値4:151.964(3/27高値《年初来高値》、大台)
上値3:151.828(ピボットハイブレイクアウト)
上値2:151.661(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:151.543(3/28-29高値、+1σ、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:151.344
下値1:151.143(3/28-29安値、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値2:151.002(3/22-25安値、3/27安値、ピボット2ndサポート、大台)
下値3:150.918(3/21~3/27の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)
下値4:150.671(3/21~3/27の76.4%押し)
下値5:150.272(3/21安値)
150.000(大台)
149.869(3/8~3/27の38.2%押し、20日移動平均線)
149.476(50日移動平均線)
149.222(3/8~3/27の50%押し、日足・一目均衡表先行スパン上限/基準線、週足・一目均衡表転換線)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

100.210(14/12/9高値、3/21高値《年初来高値》)
100.000(大台)
99.704(3/22高値、+2σ)
99.406(3/21~3/28の61.8%戻し)
上値5:99.243(3/26高値)
上値4:99.169(3/21~3/28の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:99.027(3/27高値、+1σ、大台)
上値2:98.929(3/28高値、ピボット2ndレジスタンス、3/21~3/28の38.2%戻し)
上値1:98.786(3/29高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:98.503(日足・一目均衡表基準線)
下値1:98.399(3/29安値)
下値2:98.298(20日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値3:98.166(3/28安値、週足・一目均衡表転換線、3/11~3/21の61.8%押し水準、ピボット2ndサポート)
下値4:98.000(大台、ピボットローブレイクアウト)
下値5:97.853(50日移動平均線)
97.658(日足・一目均衡表先行スパン上限)
97.564(3/19安値)
97.448(20週移動平均線)
97.388(100日移動平均線)
97.247(3/13安値、3/15安値)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

193.756(15/8/21高値)
193.533(3/20-21高値《年初来高値》)
192.958(+2σ、大台)
192.310(3/20~3/25の61.8%戻し)
192.232(3/22高値)
192.000(大台)
191.932(3/20~3/25の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
191.671(3/26高値、+1σ)
191.521(3/27高値)
191.302(3/28高値)
191.229(3/29高値)
前営業日終値:190.981(大台)
190.720(3/29安値、日足・一目均衡表基準線)
190.508(3/27-28安値、20日移動平均線)
190.331(3/25安値)
190.099(3/11~3/20の61.8%押し)
190.000(大台)
189.840(週足・一目均衡表転換線)
189.536(3/18-19安値)
189.445(50日移動平均線)
189.276(-1σ)
189.009(大台)
188.944(日足・一目均衡表先行スパン上限)
188.586(3/14-15安値)
188.412(3/13安値)

《10:55》
《11:30、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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