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マネパ為替分析 日刊レポート

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もうしばらく「実弾介入」には踏み切れない…!?

2024年04月11日

◆ やっと動いた… - “1990年以来”の円安水準

ようやく超えた…!

注目の「米CPI」は“総合(前月比+0.4%/前年比+3.8%)/コア(+0.4%/+3.8%)”となり、いずれも予想を上回りました。
このため「インフレピークアウト」は再確認されず、逆に「米利下げ時期後ズレ」との思惑が再燃しました。

またその後に公表された「FOMC議事要旨」では、『インフレ2%により明確な確信を得られるまで、利下げが適切になるとは思わない』とのコンセンサスが示されました。
さらに「米10年債入札」も不調に終わったこともあり、米10年債利回りは“昨年11月14日以来(→4.56%)”へと急上昇する中、ドル円は“1990年6月29日以来(→153.238円)”へと駆け上がっていきました。


◆ 「円買い介入」への懸念がさらに増すが…?

引き続き「円買い介入」への警戒感が行く手を阻むと見られますが、「米利下げ時期後ズレ」への思惑から「日米金利格差」はさらに拡大しているのが実状といえます。
このため“過度”であるのは事実ですが、“投機的”あるいは“ファンダメンタルズに沿っていない”とはいいがたいのが実状でもあります。
そうなると「大義名分」を掲げることができないだけに、「口先介入」は行うとしても、「実弾介入」には踏み切れないと見るのが妥当なところ…?

岸田首相が訪米している最中の「円買い介入は実施しづらい」との憶測も、まだ継続していると見るのが自然でもあります。
このまま放置するようなことはないと思いますが、“ファンダメンタルズに沿った”動きを続ける限り、「実弾介入」には踏み切れないとの見方を堅持したいところです。
しばらくの間は…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

155.261(ピボットハイブレイクアウト)
155.000(大台)
154.650(90/6/28高値)
154.249(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:154.000(大台)
上値4:153.705(ピボット1stレジスタンス)
上値3:153.511(+2σ)
上値2:153.300(90/6/29高値)
上値1:153.238(4/10高値《年初来高値》)
前営業日終値:153.160
下値1:153.000(大台)
下値2:152.663(4/5~4/10の23.6%押し)
下値3:152.377(+1σ、4/5~4/10の38.2%押し)
下値4:152.149(ピボット1stサポート)
下値5:152.020(4/5~4/10の50%押し、日足・一目均衡表転換線、大台)
151.682(4/10安値、4/5~4/10の61.8%押し)
151.568(4/8-9安値)
151.391(20日移動平均線)
151.137(ピボット2ndサポート)
151.000(大台)
150.801(4/5安値)
150.656(3/8~4/10の38.2%押し)
150.593(ピボットローブレイクアウト)
150.272(3/21安値)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

102.011(14/11/25高値、大台)
101.711(ピボットハイブレイクアウト)
101.356(14/12/5高値)
101.193(14/12/8高値、ピボット2ndレジスタンス)
101.000(大台)
100.805(4/9高値《年初来高値》)
100.647(4/10高値、+2σ)
上値5:100.454(ピボット1stレジスタンス)
上値4:100.264(4/9~4/10の61.8%戻し)
上値3:100.098(4/9~4/10の50%戻し)
上値2:100.000(大台)
上値1:99.850(+1σ、4/9~4/10の38.2%戻し)
前営業日終値:99.729
下値1:99.529(日足・一目均衡表転換線)
下値2:99.390(4/10安値)
下値3:99.200(4/5安値、4/2~4/9の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値4:99.113(20日移動平均線)
下値5:99.000(大台)
98.853(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
98.665(ピボット2ndサポート)
98.587(4/3安値)
98.253(4/2安値、50日移動平均線)
98.166(3/28安値)
98.000(大台、ピボットローブレイクアウト)
97.663(日足・一目均衡表先行スパン上限)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

195.034(15/8/19高値、大台)
194.530(15/8/20高値)
194.000(大台)
193.756(15/8/21高値)
193.533(3/20-21高値《年初来高値》)
193.219(+2σ)
193.000(大台)
192.912(4/10高値)
192.359(4/10高値後の61.8%戻し)
192.248(+1σ、4/10高値後の50%戻し)
前営業日終値:192.047(大台)
191.464(4/10安値、日足・一目均衡表転換線、4/2~4/10の50%押し水準)
191.370(4/8安値、20日移動平均線)
191.143(4/2~4/10の61.8%押し)
191.000(大台)
190.755(日足・一目均衡表基準線)
190.669(4/5安値、週足・一目均衡表転換線)
190.427(4/3安値)
190.297(-1σ)
190.111(50日移動平均線)
190.049(4/2安値、大台)
189.536(3/18-19安値)
189.323(-2σ)
189.019(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
188.586(3/14-15安値)
188.412(3/13安値)

《10:55》
《11:25、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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