FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > YEN蔵の外国為替見聞録 > メキシコ中銀は予想通り4会合連続の据え置きに
YEN蔵の外国為替見聞録

最新の記事

メキシコ中銀は予想通り4会合連続の据え置きに

2023年10月02日

新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント



【リラ下落トレンドは継続】
21日に金融政策委員会で政策金利を5%引き上げ30%にしましたが、トルコリラは下落しています。「金融引き締めはインフレ見通しが大幅に改善されるまで段階的に必要なだけ強化される」という文言は残り利上げ継続の意思を示しており、10月26日の会合では利上げが予想されます。

USD/TRY 日足BIDチャート

先週のドルリラは26.7723~27.447のレンジで0.91%の上昇となりました。27.447とリラの最安値を更新しました。27リラ付近が短期的なサポートとなりリラ安継続と予想します。

TRY/JPY 日足BIDチャート

先週のリラ円は5.326~5.454円のレンジで0.11%の下落となりました。リラ円はドルリラの下落とドル円の円安の綱引きで小動きになっています。5.4円を中心に5.25~5.5円のレンジを予想します。


【ランドは小動きに】
28日に発表された8月の生産者物価指数は前年同月比4.3%となり7月の2.7%から加速しました。29日に発表された8月の貿易収支は133億ランドの黒字となり予想の80億ランドの黒字を上回りました。7月は154億ランドの黒字でした。

USD/ZAR 日足BIDチャート

先週のドルランドは18.6915~19.255のレンジで1.12%の上昇となりました。中期的なドル高ランド安は継続しており最近の安値18.65付近がサポートとされれば18.65~19.25のレンジを予想します。

ZAR/JPY 日足BIDチャート

先週のランド円は7.742~7.948円のレンジで0.24%の下落となりました。先週は小幅に下落しましたが7.75円付近がサポートされて7.75~7.95円のレンジが続いています。7.95円を上抜けすれば前回高値の8.068円付近への上昇を予想します。


【対ドルではペソ安だが円では堅調に】
28日にメキシコ中銀は11.25%に据え置き、4会合連続の据え置きとなりました。中銀は総合とコアの物価上昇率予想を引き上げました。目標の3±1%のレンジに物価上昇率が収まるのは2025年第2四半期と予想され、物価のリスク評価はなお上振れ方向としました。

USD/MXN 日足BIDチャート

先週のドルペソは17.1618~17.8068のレンジで1.39%の上昇となりました。ドルペソは16.6156の安値から反発し上昇トレンドが続いています。17.23ペソ付近に25日、75日移動平均線が位置し、ここが維持されれば17.23~18ペソのレンジを予想します。

MXN/JPY 日足BIDチャート

先週のペソ円は8.392~8.643円のレンジで0.13%の下落となりました。75日移動平均線が位置する8.4円付近がサポートされ上昇トレンドは続いています。ただ上値も切り下がって三角持ち合いになっており、持ち合いの下限8.4,上限8.65円付近をブレークするのかどうか見極めたいと思います。

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 YEN蔵(田代岳)(えんぞう(たしろがく))
    投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。 為替を中心に株式、債券、商品、仮想通貨と幅広くマーケットをカバーして、分かりやすい解説を行っている。

FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引、証券取引、および暗号資産CFD取引(暗号資産関連店頭デリバティブ取引)に関するご注意


【パートナーズFXおよびパートナーズFXnano】
パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの建玉必要証拠金金額は原則、一般社団法人金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。但し、一般社団法人金融先物取引業協会が為替リスク想定比率を算出していない通貨ペアにつきましては、一般社団法人金融先物取引業協会と同様の算出方法にて当社が算出した為替リスク想定比率を使用しております。取引手数料は無料です。なお、外貨両替については1通貨あたり0.20円、受渡取引については1通貨あたり0.10円の手数料をいただきます。

【CFD-Metals】
CFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。

【証券】
国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。有価証券のお預りが無く、一定期間証券口座のご利用が無い場合等は、別紙 ①「手数料等のご案内」に記載の 証券口座維持管理手数料1,100円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

【暗号資産CFD】
暗号資産は法定通貨(本邦通貨又は外国通貨)ではなく、特定の者によりその価値を保証されているものではありません。暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済に使用することができます。暗号資産CFDは、取引時の価格の変動により、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。暗号資産CFDの取引に必要な証拠金は、取引の額の50%以上の額で、証拠金の約2倍までの取引が可能です。取引にあたり、営業日をまたいで建玉を保有した場合にはレバレッジ手数料が発生します。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会 一般社団法人日本暗号資産等取引業協会

このページの先頭へ

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > YEN蔵の外国為替見聞録 > メキシコ中銀は予想通り4会合連続の据え置きに