新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【トルコ中銀予想通り引上げ】
25日にトルコ中銀は1週間物レポレートを2.5%引き上げ45%としました。中銀は6月以降36.5%の利上げを行いましたが、ここまでの引き締め局面を終了する方針を示しました。
現行の金利水準を必要な限り継続し、ディスインフレが進むことを期待していると表明しました。インフレ率が予想に反して持続的なリスクになるような事態になれば、金融政策のスタンスを見直すとしました。
トルコ中銀はインフレ率予想を5月には70~75%に上昇するが、24年末までに約36%に低下すると予想しています。
USD/TRY 週足BIDチャート
先週のドルリラは29.6945~30.2996のレンジで0.03%の上昇となりました。引き続きドルリラの上昇トレンドは継続と予想します。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.712~4.907円のレンジで0.12%の下落となりました。4.7円がサポートとなり一目均衡表の雲の下限が位置する4.97付近がレジスタンスのレンジが続いている。引き続き4.7~4.97円のレンジを予想します。
【南ア中銀は据え置き】
25日に南ア中銀は政策金利のレポ金利を8.25%に据え置きました。据え置きは4会合連続となりました。予想は据え置きで決定も全会一致となりました。
利下げが正当化されるようなディスインフレ傾向はまだ見られていないと中銀はみなしています。
24日に発表された南アの12月CPIは前年同月比5.1%と2カ月連続縮小し、中銀のターゲットの3~6%の範囲に低下しています。
ハニャホ中銀総裁はインフレ率が目標の中間値に低下している明確なトレンドは見られていないと警戒感を示しました。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは18.7153~19.2086のレンジで0.98%の下落となりました。19.20付近が中期的なレジスタンスになっており25日に移動平均線が位置する19.70付近がサポートになっている。引き続きこのレンジを予想します。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は7.693~7.895円のレンジで1.45%の上昇となりました。7.8円付近がサポートとなっており一目均衡表の雲の位置する7.95付近のレンジを予想します。
【高値圏で小動き】
米国の銀行にとってメキシコの収入の増加が予想されています。ブルームバーグの記事によるとバンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックスはそろって投資銀行業務の収入が急増すると予想しています。メキシコはコロナウイルスの流行以降、ニアショアリングブームでノートパソコンから車などの工場が多数進出してきており、この恩恵は今後数十年にわたってメキシコに利益をもたらすのではないかと解説しています。その過程で資金調達等がメキシコの米系投資銀行の収益に寄与するという見通しのようです。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは17.0104~17.3763のレンジで週間で0.27%の上昇となりました。一目均衡表の雲の下限が位置する17.38付近がレジスタンスとなり17~17.38のレンジが続いています。25日移動平均線が位置する17.10付近を下抜けすれば17ペソ付近への下落を予想します。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は8.535~8.675円のレンジで0.2%の上昇となりました。25日移動平均線が位置する8.54円付近がサポートとなり前回高値の8.677円付近への上昇を予想します。
FX・CFD・証券取引・外国為替のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-