新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【リラは安値を更新】
29日に発表された2023年第4四半期のGDPは1%増加、前年同期比4%の増加となり予想の3.5%を上回りました。2023年年間のGDPは4.5%増加となりました。予想の4.3%を上回りました。
消費が12.8%増加となり、減速しましたがなお強い数字で、ここがGDPをけん引しました。
2023年5月から始まった今回の金融引き締めの影響で2022年のGDP5.5%から減速しました。金利が高止まりすれば2024年も成長鈍化が予想されます。
USD/TRY 日足BIDチャート
ドルリラは高値を更新し31.3556リラまで上昇しました。先週のドルリラは30.9377~31.3556リラのレンジで0.92%の上昇となりました。リラ下落は継続し31~31.50のレンジを予想します。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.748~4.831円のレンジで0.21%の下落となりました。
4.85円付近がレジスタンスとなり4.7~4.85円のレンジを予想します。
【生産者物価は下げ止まり】
29日に発表された1月の生産者物価指数は前月比-0.6%から0.1%に上昇予想の0.1%と一致、前年比は4%から4.7%に上昇、予想の4.8%は下回りました。
生産者物価指数は22年7月分が前年比18%まで上昇しましたが、その後は順調に低下し24年12月分は4%に低下しました。その後1月に4.7%まで上昇しましたが、昨年夏以降4~5%中心のレンジが続いています。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは19.049~19.3492のレンジで1.05%の下落になりました。18.80ランド付近がサポートとなり高値圏で推移していますが、19.50付近もレジスタンスになっており18.80~19.5もレンジを予想します。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は7.76~7.886円のレンジで0.89%の上昇となりました。8円の上抜けに失敗した後は7.9円付近がレジスタンスになっている。7.7~7.9円のレンジを予想します。
【中銀は金融緩和に慎重な姿勢】
28日にロドリゲス・メキシコ中銀総裁は、今後の会合で政策金利変更の可能性について検証すると説明。仮に金利の調整があるとしても調整は緩やかなものになるだろうと述べた。
ポルハ副総裁は、依然として極めて慎重になる必要があると発言。ヒース副総裁は時期尚早の利下げは大きな過ちになると慎重な姿勢を示しました。インフレは今なお高止まりしており減退しそうもない。特にサービス部門のインフレが最も懸念されると発言。
四半期報告では総合、コアインフレ率とも見通しを3.5%に小幅に上方修正しました。ディスインフレは続くが状況は複雑で不確実としました。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは16.9884~17.1337のレンジで0.46%の下落となりました。17ペソ付近は依然としてサポートになっていますが高値が切り下がってきており17.16付近がレジスタンスになっています。17ペソを下抜けすれば17.80ペソ付近への下落を予想します。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は8.743~8.85円のレンジで0.5%の上昇となりました。8.85と高値を更新しましたが8.8円を挟むレンジが続いています。8.75円がサポートレベルとなり8.75~8.85円のレンジを予想します。
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