新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【トルコのインフレ率は上昇】
4日に発表された2月のCPIは前月比6.7%から4.53%に鈍化、前年比64.86%から67.07%に上昇した。予想は3.7%、65.7%でそれぞれ予想を上回った。食品は71.1%、ホテルは94.5%、教育は91.8%と大幅に上昇した。
シムシュキ財務相は前年比のインフレ率は今後数カ月高止まりするが、今後数カ月で低下すると述べた。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは31.2789~31.9584のレンジで1.58%の上昇となった。31.50付近がサポートとなっており31.50~32.50のレンジを予想する。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.509~4.779円のレンジで3.6%の下落となった。前回安値4.662円を下抜けし最安値を更新した。4.7円付近がレジスタンスとなり4.5~4.7円のレンジを予想する。
【南ア経済減速】
5日に発表された23年第4四半期GDPは前期比0.1%となり予想の0.3%を下回った。第3四半期は0.2%減少だったが第4四半期がプラス成長だったためにテクニカルリセッションは回避できた。運輸、鉱業、金融が成長をリードした。
7日に発表された23年第4四半期の経常収支は1655億ランドの赤字で、第3四半期の344億ランドの赤字から拡大した。赤字は対GDPで第3四半期の0.5%から2.3%に大幅に拡大した。
第4四半期の貿易収支は881億ランドの黒字で第3四半期の1811億ランドの黒字から縮小した。貿易黒字の縮小は原油や石油精製品の輸入が拡大したため。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは18.5649~19.1153のレンジで1.56%の下落となった。19.40付近が再度レジスタンスになり2月の安値付近に下落した。18.50付近がサポートとなり18.50~19.00のレンジを予想する。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は7.814~7.95円のレンジで0.45%の上昇となった。7.75円付近がサポートとなり7.75~8円のレンジを予想する。
【メキシコ中銀は利下げに向かうか】
7日に発表された2月のCPIは前年同月比4.4%となり1月の4.88%、予想の4.42%を下回った。インフレ率は確実に低下しているが、メキシコ中銀のインフレターゲットの3±1%を上回っているが中銀は金融政策の変更の可能性を示唆した。2月の会合で今後の会合での利下げの検討を示唆した。
USD/MXN 週足BIDチャート
先週のドルペソは16.7542~17.0138のレンジで1.25%の下落となった。17.50に一目の雲の下限が位置しレジスタンスになっている。16.5~17.5のレンジを予想する。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は8.696~8.879円のレンジで0.52%の下落となった。8.7円が短期的なサポートとなり、ここが維持されれば8.7~8.87円のレンジ、下抜けする場合は8.6円に向かう動きを予想する。
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