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為替イブニング海外市場2024年3月18日

※最新情報(為替モーニング東京市場2024年3月19日)はお客様限定!『会員専用サイト』にて公開中です。

2024年03月18日
(コラム執筆時間:19時04分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円148.00~149.70
ユーロ円161.50~163.00
ユーロドル1.0830~1.0950
豪ドル円97.00~98.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

明日の日銀金融政策決定会合でマイナス金利解除など、超緩和的な金融政策の修正が行われる見通しとなっている。ただ本格的な利上げには程遠い状況にあり、日経平均株価は前日比1032円高と大幅に反発し、再び4万円台が意識されている。一方、先に予測が劇的に変わるようなことは何も起きていないと発言していたが、その後のFOMCではパウエルFRB議長はここ最近の米経済指標改善などもあり、一部では年3回の利下げ回数が2回程度に収まるとの見解も少なくなく、相対的にドルを手仕舞う動きは後退している。ただ為替相場自体はドル円150円台での上値の重さが意識されており、現時点ではもう一段のドル上昇局面では一旦清算入りと見なした方が無難であろう。

一方、ドル円は米債券利回りの動向次第の展開に追いやられているが、日米の政策方針待ちの段階にあり、149円前後で試行錯誤が続いている。ただ米債券利回りが上限レベルに位置しているだけに、安易にどちらにも仕掛けづらい側面が強い。引き続き直近のレンジ幅148.00~149.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは米ドル主導の展開に変わりがなく、FRBの利下げ観測がやや後退していることが戻りの鈍さに繋がっている。ただ現時点では1.08台半ば割れでは利食いや割安感の買いも散見されており、拙速的な下値トライは自重局面にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0830~1.0950を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、148円前後から押し目買いと共に、149円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.08台半ば割れから押し目買いと共に、1.09台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円149円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業も同様に買い急ぐことなく、148円前後に買いが集約されている模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、6月のECB利下げ観測が先行しており、積極的な上値トライは慎重になっている。現状では今朝と同様に、ユーロドル1.08台半ば割れから押し目買いと共に、1.09台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円148前後ではロング、149円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は161円台半ば前後から押し目買いと共に、163円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は97円前後から押し目買いと共に、98円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円147.50150.20
ユーロ円161.00163.50
ユーロドル1.07701.1000
豪ドル円96.5099.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円147.50150.20
ユーロ円161.00163.50
ユーロドル1.07701.1000
豪ドル円96.5099.00
現在のポジション
ユーロ円ショート50,000☆162.00(SL162.80買い)
本日のSL実行ポジション
ドル円ショート50,000★▼148.00(SL148.50買い)-¥25,000
2024年3月収支経過(01~18日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥25,000-¥25,000
ユーロ円+¥60.000
ユーロドル
豪ドル円
前日の売買 東京市場
ユーロ円売り50,000☆162.00(SL162.50買い)
前日の売買 海外市場
出来ず Nothing done
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000149.60(SL150.10買い)
ドル円買い50,000148.00(SL147.50売り)
ユーロ円売り50,000162.80(SL163.30買い)
ユーロ円買い50,000161.50
ユーロドル売り50,0001.0950(SL1.1000買い)
ユーロドル買い50,0001.0830(SL1.0780売り)
豪ドル円売り50,00098.50(SL99.00買い)
豪ドル円買い50,00097.00(SL96.50売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000149.70(SL150.20買い)
ドル円買い50,000148.20(SL147.70売り)
ユーロ円売り50,000163.00(SL163.50買い)
ユーロ円買い50,000161.50
ユーロドル売り50,0001.0950(SL1.1000買い)
ユーロドル買い50,0001.0830(SL1.0780売り)
豪ドル円売り50,00098.50(SL99.00買い)
豪ドル円買い50,00097.00(SL96.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
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