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トルコ中央銀行据え置き

2021年05月07日

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【トルコ中央銀行据え置き】

5月6日の金融政策会合でトルコ中央銀行は政策金利の1週間物レポレートを予想通り19%で据え置きました。
声明文の要点は以下の3つです。
①パンデミックの影響で内需はやや減速しているものの外需は堅調に推移し経済活動は堅調。
②高水準のインフレとインフレ期待から政策金利を変更しないことを決定。現在の金融政策のスタンスは4月のインフレレポートの予測の大幅な低下が達成されるまで維持される。
③中銀は価格安定の目的のために利用可能なすべてのツールを利用する。インフレの恒久的な低下を促し5%の目標を達成するまで政策金利は引き続きインフレを上回る水準で決定される。

先日の中銀総裁の突然の変更はトルコ中央銀行の信用を低下させましたが、インフレが5%の目標に低下するまでインフレを上回る水準を維持することを本当に実行すれば市場はトルコ中央銀行を信用しそうなものですが、今のところ市場はそれほど信用していないようです。

USD/TRY 1時間足BIDチャート

ドルトルコリラは4月29日に8.1312リラまで下落しましたがその後8.3673リラまで上昇しました。8.36リラ付近がレジスタンスになり、8.27リラ付近が下抜けすれば8.2リラ付近への下落を予想します。

TRY/JPY 1時間足BIDチャート

リラ円は13.337円まで上昇後に13.045円まで下落しました。安値の12.686円から13.337円の50%戻しは13.012円で13円付近が短期的なサポートになっています。13円付近がサポートされ13~13.25円のレンジを予想します。
チャートは時間足です。

【ムーディーズの格付け発表に注目】

7日にムーディーズによる南アフリカの格付け判断が行われる予定です。ムーディーズは2月24日に公開された2021年予算レビューをうけて赤字予想は控えめとの判断をしました。2月の予算レビューは10月の時点より収入を高めに設定しました。今後3年間の債務負担が増加することと防ぐことが難しく景気回復のペースと政府が支出を制限する能力、特に利息の支払いと国有企業への支援について不確実性が依然として高いと判断しています。
ムーディーズは2020年の赤字予想を下回ったために2021~23年の赤字を修正しましたが、政府の債務負担が悪化するリスクは依然として高いと警告しています。

USD/ZAR 1時間足BIDチャート

ドルランドは4月29日に14.1372ランドまで下落後に5月4日に14.5339ランドまで上昇し14.1611ランドまで下落しました。前回安値の14.1372ランド付近がサポートされており、ここがサポートされると14.13~14.53のレンジを予想します。
ランド円は5月4日の安値7.503円から7.683円まで上昇してきています。ランド円の上昇トレンドは継続しており7.5円付近まで下落しましたが再び4月29日の高値7.684円に迫っています。

ZAR/JPY 週足BIDチャート

ランド円は2019年12月の高値7.815円が中期のレジスタンスで、ここが重要なポイントとみています。
7.45円付近が短期的なサポートとなり7.45~7.815円のレンジ継続を予想します。
ドルランドは1時間足、ランド円は週足です。

【メキシコペソは上昇トレンド継続中】

30日にINEGI(メキシコ国立統計地理情報院)が発表しました。1~3月期のGDPは前年同期比2.9%の減少となりました。6四半期連続で前年同期比マイナス成長ですが2020年4~6月期の20%近い減速から緩やかに回復しています。
新型コロナウイルスの感染拡大と、2月の寒波によって米国からメキシコへのガス供給の減少からメキシコで停電が起き自動車工場の生産が止まったことなどがGDPの減速の原因となりました。
電力不足は解消しましたが半導体が世界的に減少していることで、日米欧の自動車メーカーが生産停止や減少となっており、このことがメキシコの自動車工場の稼働を落としています。
自動車の生産回復は年後半になるとの予想もありますが、予想では21年度の実質成長率は5%ほどとみられておりプラス成長を維持できるかどうかが注目されています。

USD/MXN 日足BIDチャート

ドルメキシコは3月8日の高値21.6251ペソから4月20日に19.7757ペソまで下落しましたが20.08ペソ付近に上昇しています。
20.0739ペソに一目均衡表の転換線が位置し、ここが維持できれば雲の下限である20.58ペソ付近への上昇を、下抜けした場合は19.7757ペソへの下落を予想します。

MXN/JPY 日足BIDチャート

ペソ円は4月29日に5.473円まで上昇し昨年2月以来の高値まで上昇しました。上昇後に5月4日に5.364円まで下落しましたが、このレベルがサポートされ5.43円付近で推移しています。5.36円がサポートされれば上昇トレンドは継続し5.47円を試しに行くと思います。ここを上抜けすれば5.57円付近への上昇を予想します。
5.36円を下抜けした場合は一目均衡表の雲の上限が位置する5.3円付近への下落を予想します。
チャートは日足です。

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プロフィール

  • 著者近影 YEN蔵(田代岳)(えんぞう(たしろがく))
    投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。 為替を中心に株式、債券、商品、仮想通貨と幅広くマーケットをカバーして、分かりやすい解説を行っている。


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