FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

マネパ為替分析 日刊レポート

最新の記事

少なくとも“さらなる下値模索”は抑制される…!?

2024年03月01日

◆ 相次ぐ“円買い”そして“ドル売り(戻し)”… - 一時“149円前半”へ

ようやく動いた…、ただ想定していたのとは逆の動きでした…。

まず東京タイムに動意づくキッカケとなったのは、高田日銀審議委員の『インフレ2%目標は実現が見通せる状況に』発言でした。
これが「早期の日銀マイナス金利解除→その後に利上げ」との思惑を想起させ、ドル円を“149.615円”へと押し下げました。
ただこれは『どんどん利上げをするということではない』発言で一服となり、次第に“150.151円”へと押し戻されていきました。

一方で第2の矢となったのは、注目された「米PCEコア・デフレータ」でした。
結果は“予想通り(前月比+0.4%/前年比+2.8%)”でしたが、「強め→米早期利下げ観測はさらに後ズレ」との見方を事前に織り込んでいたこともあり、“ドル売り(戻し)”で反応しています。
こうして“下値追い”が加速する格好となり、NYタイム中盤にかけて“149.202円”へとさらに押し下げられる場面が見られています。

もっともその後は「月末フロー」の影響もあり、ロンドン・フィキシングにかけて“150円水準”へと押し戻されています。
こうして“方向感不在”の状況に大きな変化は見られない中、昨日の取引を終えています。


◆ ただし大枠は何ら変わらない…?

冒頭の高田氏発言を要約すれば、『マイナス金利解除は想定も、利上げをどんどん進める状況ではない』ということになり、従来の認識と大きな差異は見られません。
一方でPCEコア・デフレータは“予想ほどではなかった”というのが妥当であり、“悪化→米早期利下げ観測”にはつながりづらいというのが実状といえます。
そうなると「月末フロー」が剥落するとはいっても、本日は“円買い or ドル売り”が進行するとは想定しづらいと見るのが自然なところ…?

本日の注目イベントは、「欧CPI(19:00)」「米ISM製造業景況指数(24:00)」と見られます。
このためそれまでは“様子見ムード”が台頭しやすく、“方向感定まらず”は継続する展開が想定されるところです。
ただ昨日とは“逆の巻き戻し(ドル買い)”が進行してもおかしくなく、場合によっては “往って来い”を演じる可能性も否めないところがあります。
“年初来高値(2/13高値:150.883円)”を更新しにかかれるかは現時点では微妙といわざるを得ませんが、少なくとも“さらなる下値模索”に関しては抑制されると見たいところです。
実質的に昨日は、見方を誤ったばかりという状況ではありますが…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

152.147(ピボットハイブレイクアウト)
151.952(22/10/21高値、22/11/13高値、大台)
151.778(23/11/14高値)
151.604(+2σ)
151.430(23/11/16高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値5:151.000(大台)
上値4:150.883(2/13高値《年初来高値》、2/28高値)
上値3:150.658(2/29高値、+1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値2:150.457(2/28~2/29の76.4%戻し)
上値1:150.217(2/28~2/29の61.8%戻し)
前営業日終値:149.980(大台、日足・一目均衡表転換線)
下値1:149.894(20日移動平均線)
下値2:149.775(2/29安値後の50%押し)
下値3:149.640(2/29安値後の61.8%押し)
下値4:149.472(2/29安値後の76.4%押し)
下値5:149.202(2/29安値、ピボット1stサポート)
149.000(大台、2/1~2/13の38.2%押し)
148.923(2/12安値、-1σ)
148.491(ピボット2ndサポート)
148.390(2/1~2/13の50%押し、日足・一目均衡表基準線)
148.047(-2σ、大台)
147.924(2/8安値)
147.802(2/1~2/13の61.8%押し、100日移動平均線、ピボットローブレイクアウト)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

98.823(2/26高値)
98.618(2/27高値)
98.546(2/28高値)
98.446(+1σ)
98.390(2/23~2/29の61.8%戻し)
98.299(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:98.186(2/23~2/29の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値4:98.079(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:97.981(2/23~2/29の38.2%戻し、大台)
上値2:97.858(2/29高値)
上値1:97.749(20日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:97.442
下値1:97.319(2/15安値、2/29安値、50日移動平均線、2/1~2/23の50%押し水準)
下値2:97.221(ピボット1stサポート、週足・一目均衡表転換線)
下値3:97.067(2/14安値、日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット2ndサポート、大台)
下値4:96.851(2/9安値、100日/20週移動平均線、2/1~2/23の61.8%押し)
下値5:96.682(ピボットローブレイクアウト)
96.422(2/7-8安値)
96.284(2/6安値)
96.123(2/5安値、日足・一目均衡表先行スパン下限)
96.055(週足・一目均衡表基準線、大台)
95.709(200日移動平均線)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

193.000(大台)
191.965(+2σ、大台)
191.412(15/8/24高値)
191.311(2/26高値《年初来高値》)
191.143(2/27高値)
191.000(大台)
190.931(2/28高値)
190.746(2/29高値、2/26~2/29の76.4%戻し)
190.552(+1σ)
190.444(2/26~2/29の61.8%戻し)
190.127(日足・一目均衡表転換線、2/26~2/29の50%戻し)
190.000(大台)
189.909(2/26~2/29の38.2%戻し)
189.577(2/26~2/29の23.6%戻し)
前営業日終値:189.330
189.223(20日移動平均線)
189.042(2/29安値)
188.985(2/1~2/26の38.2%押し、大台)
188.909(2/19-20安値)
188.671(2/16安値)
188.267(2/1~2/26の50%押し、日足・一目均衡表基準線)
187.932(2/15安値、大台)
187.856(2/12安値)
187.548(2/1~2/26の61.8%押し、-1σ)
187.000(大台)
186.845(2/8安値)
186.611(50日移動平均線)
186.314(-2σ)
186.147(2/5-7安値)
186.000(大台)
185.797(1/17安値)
185.390(日足・一目均衡表先行スパン上限、100日/20週移動平均線)

《10:50》
《11:40、テクニカルライン追記》

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引、証券取引、および暗号資産CFD取引(暗号資産関連店頭デリバティブ取引)に関するご注意


【パートナーズFXおよびパートナーズFXnano】
パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの建玉必要証拠金金額は原則、一般社団法人金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。但し、一般社団法人金融先物取引業協会が為替リスク想定比率を算出していない通貨ペアにつきましては、一般社団法人金融先物取引業協会と同様の算出方法にて当社が算出した為替リスク想定比率を使用しております。取引手数料は無料です。なお、外貨両替については1通貨あたり0.20円、受渡取引については1通貨あたり0.10円の手数料をいただきます。

【CFD-Metals】
CFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。

【証券】
国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。有価証券のお預りが無く、一定期間証券口座のご利用が無い場合等は、別紙 ①「手数料等のご案内」に記載の 証券口座維持管理手数料1,100円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

【暗号資産CFD】
暗号資産は法定通貨(本邦通貨又は外国通貨)ではなく、特定の者によりその価値を保証されているものではありません。暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済に使用することができます。暗号資産CFDは、取引時の価格の変動により、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。暗号資産CFDの取引に必要な証拠金は、取引の額の50%以上の額で、証拠金の約2倍までの取引が可能です。取引にあたり、営業日をまたいで建玉を保有した場合にはレバレッジ手数料が発生します。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会 一般社団法人日本暗号資産取引業協会

このページの先頭へ

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > マネパの為替分析 日刊レポート > マネパコラム『マネパの為替分析 日刊レポート』