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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2019年11月18日(月)]

2019年11月18日

「米中通商協議(米中懸念)」を巡る期待が後退した先週は、一時“108.234円”へと売り込まれました。しかし週末には再び期待感が上回る展開となり、“108.853円”へと押し戻されています。

“期待と不安”が入り混じる中、マーケットは“上を下への揺れ動き”を演じています。
思惑ばかりが先行している格好ですが、何ら進展が見られない状況下では、引き続き今週も「米中通商協議」を巡る思惑にて“揺れ動く”展開が想定されるところです。

ただその懸念の先にある「世界景気減速懸念」に関しては、“幾分弱まりつつある”のも事実です。

大元となっているのは「中国景気悪化懸念」ですが、不安感を煽ってきた中国Caixin製造業PMIは“2年半ぶりの水準(51.7)”へ改善しました。
これに引っ張られてきた「欧州景気悪化懸念」も、ZEW景況感調査(期待指数)の“急回復(前回:△22.8→今回:△2.1)”で後退しつつあります。
「米景気悪化懸念」の肝は“米GDPの3分の2”を占める個人消費動向ですが、先週末の発表(10月分)では“急回復(前回:△0.3%→今回:+0.3%)”が確認されています。

確かに「米中通商協議(米中懸念)」は五里霧中の状況であり、また先週発表された中国鉱工業生産・小売り売上高等が“軒並み予想を下回った”ように、決して払拭されたわけではありません。
それでも一時から比べると“(懸念は)かなり弱まっている”ともいえる状況下、無理に下値を模索する愚行を続けるだろうか…?

「思惑は定まらず」「方向感は定まらない」は続くと見られますが、「悲観論は禁物」「大きくは崩れない(押し目かいチャンス?)」と見て、引き続き、神経質なマーケットと対峙したいところです。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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