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為替イブニング海外市場2024年5月2日

2024年05月02日
(コラム執筆時間:18時59分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円153.50~156.00
ユーロ円165.00~167.00
ユーロドル1.0630~1.0780
豪ドル円100.50~102.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米FOMCの政策金利は事前予想通りに6回連続で据え置かれたが、パウエルFRB議長の会見では利下げの道と利下げをしない道があると述べたことから、市場は更に混迷度を深めている。そして政府日銀による一連の実弾投入から察すれば円安阻止には意欲的だが、反面、ドル円160円台から5円程度の円高に終わっており、依然として日本経済並びに政府日銀が満足できるほどのレベルではないとの見方が支配的になっている。一般的にドル円の適正レートは140円前後との見解も少なくないが、日米金利差拡大が解消されない以上、過度な円高も見込みづらい状況にある。仮にFRBが年内3回の利下げを実施した場合には、政府日銀としては思惑外れのジレンマ状態にあると言っても過言ではないだろう。いずれにせよ現状の円高の進捗状況から判断しても、更なる実弾投入にしか術がないとも言える。とは言え、GW中でもあって相対的に過剰反応する嫌いがあるだけに、引き続きレンジ幅を通常よりも拡大し、少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

一方、ドル円は政府日銀の動向如何であろうが、基本的には介入期待を踏まえてドルの戻り売りを重視した戦略性が求められる。そして明日の米雇用統計にも関心が寄せられているが、材料出尽くし感もあり、多くのサプライズは期待薄であろう。引き続きレンジ幅ドル円153.50~156.00円まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは米ドル主導の展開に変わりがなく、1.07前後で膠着度を強めているが、ECBの利下げ観測がFRBよりも先行しており、戻り売りが優先され易い相場環境にある。引き続きレンジ幅1.0630~1.0780を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、153円台半ば前後から押し目買いと共に、156円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.06台半ば割れから押し目買いと共に、1.07台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に戻り売りを優先しており、現状ではドル円156円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は153円台での余韻が残っており、現状では買い急ぐことなく、153円前後から少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、微調整に終始している。現状では今朝と同様に、ユーロドル1.06台半ば割れから押し目買いと共に、1.07台後半からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円153円前後ではロング、156円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は165円前後から押し目買いと共に、167円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は100円台半ば前後から押し目買いと共に、102円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円152.50156.50
ユーロ円164.50167.50
ユーロドル1.05801.0830
豪ドル円100.00103.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円152.50156.50
ユーロ円164.50167.50
ユーロドル1.05801.0830
豪ドル円100.00103.00
現在のポジション
ドル円ショート50,000☆156.00(SL156.00買い)
ユーロ円ショート50,000☆167.00(SL167.00買い)
2024年5月収支経過 (01~02日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥50,000+¥50,000
ユーロ円+¥25,000+¥25,000
ユーロドル
豪ドル円+¥75,000+¥75,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
ドル円買い50,000★△156.50(157.50ショートカバー)+¥50,000
ユーロ円買い50,000★△167.50(168.00ショートカバー)+¥ 25,000
豪ドル円買い50,000★△101.50(103.00ショートカバー)+¥75,000
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000☆156.00(SL156.50買い)
ドル円買い50,000153.00(SL152.50売り)
ユーロ円売り50,000☆167.00(SL167.50買い)
ユーロ円買い50,000165.00(SL164.50売り)
ユーロドル売り50,0001.0780(SL1.0830買い)
ユーロドル買い50,0001.0630(SL1.0580売り)
豪ドル円売り50,000102.50(SL103.00買い)
豪ドル円買い50,000100.50(SL100.00売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000156.00(SL156.50買い)
ドル円買い50,000154.00
ユーロ円売り50,000167.00(SL167.50買い)
ユーロ円買い50,000165.50
ユーロドル売り50,0001.0780(SL1.0830買い)
ユーロドル買い50,0001.0630(SL1.0580売り)
豪ドル円売り50,000102.50(SL103.00買い)
豪ドル円買い50,000100.50(SL100.00売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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