鈴木予想レンジ
| 通貨ペア | 予想レンジ |
| ドル円 | 155.30～157.50 |
| ユーロ円 | 166.80～168.80 |
| ユーロドル | 1.0650～1.0800 |
| 豪ドル円 | 101.50～103.30 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
市場では明日の米FOMC会合や週末の米雇用統計などの注目イベントを控えており、荒っぽい円相場の動きも一服している。ただ政府日銀の介入警戒と米経済指標の改善期待に挟まれて、依然として身動きが取りづらい状況にある。日銀は基調的なインフレ率は十分高まっていないとの判断から基本的な金融政策変更はマイナス金利解除やYCCの修正に留まっているが、その結果、米国を筆頭に他の先進国、さらには新興国通貨までも金利差拡大を背景にして大きく円安に振れて現在に至っている。そして貿易収支の面でも輸入インフレが加速しており、従来の円安効果は期待できないほどの状況に陥っているなど、日本経済にとって円安の副作用が現実味を帯びている。政府日銀の政策方針が後手に回っていることは間違いないだろうが、先の日銀金融政策決定会合でもメンバーが全員一致で据え置き方針を打ち出しており、金利正常化には程遠い状態に変わりはない。拙速的な下値トライは自重せざるを得ない相場環境といえる。とは言え、金利のない世界は国際競争力低下を招いており、むしろ金利のある世界が過剰流動性資金の活性化に繋がる要素を多分に含んでいるともいえる。
一方、ドル円は利食いと損切りが相混じる中、157円前後で試行錯誤が続いているが、今回ばかりは尋常ではない円安に歯止めが掛かる可能性が高く、基本的には実弾投入期待を踏まえた戻り売りに比重を置いた方が賢明であろう。引き続きレンジ幅ドル円155.30～157.50円まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。
他方、ユーロドルは1.07台を維持してはいるが、米ドル主導の展開に変わりがなく、米金利の優位性を背景に戻り売りが優先されている。引き続きレンジ幅1.0650～1.0800を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、155円台前半から押し目買いと共に、157円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.06台半ば前後から押し目買いと共に、1.08前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、FOMCを控えて様子見スタンスを強めているが、輸出企業は介入警戒もあり、ドル円158円前後を中心に、157円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は買い急ぐことなく155円前後を視野に、155円台半ば割れから少なめの押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めている。現状では今朝と同様に、ユーロドル1.06台半ば前後から押し目買いと共に、1.08前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円155円前後ではロング、157円半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は167円前後から押し目買いと共に、168円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は101円台半ば前後から押し目買いと共に、103円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
| 通貨 | 売り | 買い |
| ドル円 | 154.50 | 158.30 |
| ユーロ円 | 165.50 | 169.00 |
| ユーロドル | 1.0600 | 1.0850 |
| 豪ドル円 | 100.80 | 104.00 |
トレード実績
市場のストップロス・オーダー状況
| 通貨 | 売り | 買い |
| ドル円 | 154.50 | 158.30 |
| ユーロ円 | 165.50 | 169.00 |
| ユーロドル | 1.0600 | 1.0850 |
| 豪ドル円 | 100.80 | 104.00 |
現在のポジション
| ユーロ円ショート | 50,000 | ☆168.00（SP168.80買い） |
| 豪ドル円ショート | 50,000 | ☆103.00（SL103.30買い） |
本日のSP実行ポジション
| ユーロ円ショート | 50,000 | ☆△169.00（SP168.00買い）＋￥50,000 |
前日のSL実行ポジション
| ドル円ショート | 50,000 | ★▼155.30（SL156.30買い）－￥50,000 |
2024年4月収支経過（01～30日）
| 通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
| ドル円 | －￥150,000 | －￥100,000 |
| ユーロ円 | －￥15,000 | ＋￥25,000 |
| ユーロドル | －￥42,000（－＄250） | |
| 豪ドル円 | ＋￥15,000 | －￥25,000 |
前日の売買 東京市場（4／26）
| ドル円売り | 50,000 | ★▼156.30（SL156.80買い）－￥25,000 |
| ユーロ円売り | 50,000 | ★▼167.50（SL168.00買い）－￥25,000 |
| 豪ドル円売り | 50,000 | ★▼102.00（SL102.50買い）－￥25,000 |
前日の売買 海外市場（4／26）
| ドル円売り | 50,000 | ☆▼157.00（SL157.50買い）－￥25,000 |
| ユーロ円売り | 50,000 | ☆169.00（SL169.50買い） |
| 豪ドル円売り | 50,000 | ☆103.00（SL103.50買い） |
本日の売買予定 東京市場
| ドル円売り | 50,000 | 157.50（SL158.20買い） |
| ドル円買い | 50,000 | 155.00（SL154.30売り） |
| ユーロ円売り | 50,000 | ☆168.00（SL168.70買い） |
| ユーロ円買い | 50,000 | 166.50 |
| ユーロドル売り | 50,000 | 1.0800（SL1.0850買い） |
| ユーロドル買い | 50,000 | 1.0650（SL1.0600売り） |
| 豪ドル円売り | 50,000 | 103.50（SL104.00買い） |
| 豪ドル円買い | 50,000 | 101.50 |
本日の売買予定 海外市場
| ドル円売り | 50,000 | 157.50（SL158.20買い） |
| ドル円買い | 50,000 | 155.30（SL154.80売り） |
| ユーロ円売り | 50,000 | 168.80（SL169.50買い） |
| ユーロ円買い | 50,000 | 167.30 |
| ユーロドル売り | 50,000 | 1.0800（SL1.0850買い） |
| ユーロドル買い | 50,000 | 1.0650（SL1.0600売り） |
| 豪ドル円売り | 50,000 | 103.30（SL104.00買い） |
| 豪ドル円買い | 50,000 | 101.80 |
記号・略称解説
ロング＝買い、ショート＝売り
△＝プラス、▼＝マイナス
☆新規、★実行済み
SL＝損失確定（Stop Loss）
TP＝利益確定（Take Profit）
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット：東京市場 17：00、海外市場 5：00（日本時間）
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。
