注目の「日銀会合」では“現状維持(据え置き)”が示され、『躊躇なく…』との文言もそのまま踏襲されました。
ただしその後に行われた「植田日銀総裁・記者会見」では『インフレ目標達成の確度が高まっている』旨が伝えられたことで、“ハト派寄り→利益確定売り”との意識が高まりました。
こうして翌24日にかけて、ドル円は“146.647円”へと押し下げられる場面が見られました。
一方で『極めて緩和的な環境が当面続く』とも述べられているだけに、“下値はしっかり”は継続しています。
このため「好内容の米経済指標」の影響もあり、その後は米10年債利回りが“再び上昇(→4.19%)”を見せる中、ドル円も“148円台”へと押し戻されて先週の取引を終えています。
こうした中での注目は、何といっても「FOMC」ということになります。
“据え置き”はほぼ既定路線となりますが、「次回以降のヒント」は何某か得られるか…?
「パウエルFRB議長会見」を含めて、その内容を見極めるまでは“動くに動けない”というのが実状といえそうです。
ただ「米3月利下げ」が再加速するという可能性は、直近の経済指標を見る限り“低い”といわざるを得ないのが実状といえます。
となれば、逆に“もう一段後退”するようなことがあると…?
週末には「米雇用統計」も予定されており、その前には「前哨戦」も数多く発表されますので、一概にいうことはできそうにありません。
それでも“上下どちらか?”といわれれば、やはり“上方向”となる可能性(リスク)をより大きく見たいところです。
はっきりするまでは、基本的に“動きづらい(膠着)”とは考えますが…。
《12:45》
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