新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【中銀はインフレと戦う姿勢を示していますが】
2日にエルカン中銀総裁は2023年と2024年のインフレ率の見通しを65%、36%に引き上げ、緩やかな金融引き締めを継続すると述べました。
2日に発表されたトルコ中銀のインフレ報告書では、3か月前のインフレ報告で58%、33%と予想していたインフレ率を65%、36%に引き上げました。
エルカン中銀総裁は、「インフレ抑制するのは長期間にわたり困難なプロセスになる。ディスインフレを確実にするために断固とした姿勢で、あらゆる手段を利用し続ける」と述べました。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは28.0372~28.4111のレンジで0.76%の上昇となりました。28リラがサポートとなりドル高リラ安のトレンドは継続と思われます。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は5.164~5.342円のレンジで0.76%の下落となりました。6.2円付近はサポートになっていますが25日移動平均線が位置する5.34円付近がレジスタンスになっており緩やかな下落継続と思われます。
【ランド高が加速】
南アフリカ政府は1日に中間予算の見直しを議会に提出し、財政赤字予想を上方修正しました。財務省は歳出削減、節度ある税制措置、公的機関の統廃合による効率化などを行うとしています。市場の分析では歳出主導で財政健全化を強化するという姿勢とみています。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは18.2001~18.9360のレンジで3%の下落となりました。米長期金利低下によるドル下落の影響もありドルランドもドル安ランド高となりました。サポートレベルの18.65ランド付近を下抜けし下落が加速しました。このレベルがレジスタンスとなり、18~18.65のレンジを予想します。
ZAR/JPY 週足BIDチャート
先週のランド円は7.883~8.205円のレンジで3.1%の上昇となりました。レジスタンスになっていた8円を上抜けして8円が短期的なサポートと思われます。8~8.4円のレンジを予想します。
【ペソ再び上昇】
31日に発表された第3四半期GDPは前期比0.9%増加となり前回の0.8%、予想の0.8%を上回りました。前年同期比は3.3%となり予想の3.2%を上回りましたが前回3.6%は下回りました。
増加は8四半期連続で農業中心の第1次産業が3.2%増加、第2次産業が1.4%、第3次産業が0.6%の増加となりました。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは17.2726~18.1238のレンジで3.5%の下落となり、18.48付近が今回の高値となって下落が加速しました。17.80付近がレジスタンスとなり17~17.80ペソのレンジを予想します。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は、8.231~8.637円のレンジで3.83%の上昇となりました。レジスタンスとなっていた8.4円がサポートとなり8.4~8.7円のレンジを予想します。
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