新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント

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ランドとペソは年内を最後に利下げに転じるか

2023年11月27日

新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント



【予想を上回る利上げ】
トルコ中銀は23日に政策金利の1週間物レポレートを5%引き上げ40%としました。予想は2.5%の利上げだったので予想を上回る利上げでした。
中銀は、「インフレを抑えるために必要な金利水準に近づいている」としたうえで、「近いうちに引き締めサイクルは完了する。物価の持続的な安定を確保するために、必要な限り引き締めを維持する」と声明を出しました。
市場では今のところ12月に最後となる利上げ(2.5%か5%)を行い、その水準をしばらく維持すると予想しています。

USD/TRY 日足BIDチャート

先週のドルリラは28.3091~28.8683のレンジで0.77%の上昇となりました。25日移動平均線がサポートとなっている上昇トレンドが継続中です。28.40付近がサポートとなり上昇トレンド継続と思われます。

TRY/JPY 日足BIDチャート

リラ円は5.024~5.203円のレンジで0.5%の下落になりました。リラ円も25日移動平均線がレジスタンスになる下落が続いています。5.02円は一旦底になり5.02~5.25(25日移動平均線付近)のレンジを予想します。


【中銀は政策金利を8.25%に据え置き】
南アフリカ中銀は23日に政策金利のレポ金利を8.25%に据え置きました。据え置きは3会合連続で予想通りの結果となりました。決定は全会一致でした。
ハニャホ中銀総裁はインフレ率の上昇は歓迎できないとしました。10月のCPIは9月の5.4%から5.9%に上昇しました。しかし総裁は2025年までにインフレ率がターゲットの3~6%に収まるという見方を変えていないと発言しました。
市場では次のアクションは利下げに転ずるとみており、24年初頭の観測も出ています。ただハニャホ総裁は利下げに関してのヒントは示しませんでした。

USD/ZAR 日足BIDチャート

先週のドルランドは18.2324~18.9479のレンジで2.46%の上昇となりました。18.10付近がサポートになり18~19のレンジが継続しています。19レンジ付近に一目均衡表の雲が位置し引き続きレジスタンスとして機能しています。18~19のレンジを予想します。

ZAR/JPY 日足BIDチャート

ランド円は7.87~8.174のレンジで2.33%の下落となりました。25日移動平均線が位置する8.04円付近がレジスタンス、一目の雲の位置する7.8円がサポートとなり7.8~8.04のレンジを予想します。


【利下げ議論が始まる時期は】
23日に11月9日の会合の議事要旨が発表されました。この会合では5回連続で政策金利を11.25%に据え置きました。
2025年第2四半期にインフレターゲットの3±1%にインフレ率を抑えるために、現状の政策金利の水準をしばらくの間続けると表明しました。
議事要旨では複数の委員が利下げ議論開始に言及しました。ある委員は来年第1四半期に政策金利微調整の議論が始まってもおかしくないと述べました。別の委員は物価見通しの改善や政策効果が波及していることを指摘し、政策金利引き下げの議論の余地があると述べました。
一方でエスピノス副総裁は、「物価は下落しているが、2025年第2四半期に目標に収まるのは厳しいのではないか」と述べました。

USD/MXN 日足BIDチャート

先週のドルペソは17.0558~17.2592のレンジで0.58%の下落となりました。サポートされていた17.4付近がレジスタンスとなり17~17.40のレンジを予想します。

MXN/JPY 日足BIDチャート

ペソ円は8.566~8.749円のレンジで0.95%の上昇となりました。25日移動平均が位置する8.57円付近がサポートとなり8.57~8.8円のレンジを予想します。

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プロフィール

  • 著者近影 YEN蔵(田代岳)(えんぞう(たしろがく))
    投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。 為替を中心に株式、債券、商品、仮想通貨と幅広くマーケットをカバーして、分かりやすい解説を行っている。


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