新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【トルコ、ギリシャとの関係改善】
エルドアン・トルコ大統領は7日にギリシャを訪れてミツオタキス首相と会談しました。両国はキプロスをめぐる問題など歴史的な対立があるうえに今年は両国とも5~6月に国政選挙があり非難合戦がありました。
選挙を終えて関係改善に動いた両国は6年ぶりのエルドアン大統領の訪問となりました。関係改善で米議会のトルコに対するF16戦闘機売却の懸念払拭、ギリシャはトルコ経由での移民の抑制など両国にメリットがあります。
USD/TRY 日足BIDチャート
ドルリラは28.7806~28.9796のレンジで0.32%の上昇となりました。引き続きドル高リラ安が緩やかに継続と予想します。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.857~5.091円のレンジで1.31%の下落となりました。依然として下落トレンドは継続中ですが7日の4.857円は一旦底打ちで5.1円付近のレジスタンスとの間の値動きを予想します。
【経常収支改善】
7日に発表された第3四半期の経常赤字は193億ランドと第2四半期の1852億ランドから大幅に減少しました。対GDP比では0.3%と第2四半期の2.7%から大幅に縮小しました。予想では1112億ランド、GDP比1.9%でした。理由としては貿易黒字が1891億ランドと第2四半期の222億ランドから大幅に増加したことが原因でした。輸入額、輸出額ともに減少しましたが輸入額の減少が輸出額を上回りました。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは18.5465~19.0137のレンジで2%の上昇となりました。19ランド付近がレジスタンスになっていますが、安値を切り上げており19ランドを上抜けすると19.25付近への上昇を予想します。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は7.582~7.874円のレンジで1.74%の下落となりました。7.6円割れで一旦止まり、ここがサポートとされれば7.6~7.8円のレンジ継続と予想します。
【米国とメキシコの新たな取り組み】
7日に米国はメキシコと国家安全保障上のリスク軽減のために外国投資の審査厳格化を協力することで合意しました。イエレン米財務長官はメキシコに訪問しラミレスデラオ財務公債相と合意についての会見を行いました。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは17.1473~17.5555のレンジで1.02%の上昇となりました。17ペソ付近は短期的なサポートとなっており、17~17.75ペソのレンジを予想します。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は8.147~8.537円のレンジで1.82%の下落となりました。25日移動平均線が位置する8.51円付近がレジスタンスとなり、先週の安値8.14円付近がサポートの8.14~8.51円のレンジを予想します。
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