新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【リラ対ドルで最安値】
3日に発表された12月のCPIは前年同月比64.77%と11月の61.98%から上昇が拡大しました。最低賃金の大幅な引き上げが原因で、この影響は今後も数カ月ほど継続するものと予想されています。
前月比は2.93%上昇と11月の3.28%から上昇が鈍化しました。
トルコ中銀はインフレ予想を5月に70~75%程度でピークアウトし25年末に36%程度に鈍化としている。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルトルコリラは29.5349~30.1875のレンジで1.4%の上昇となりました。12日に節目の30リラをこえ30.0492で終了しました。ドルリラは引き続きドル高リラ安のトレンド継続と予想します。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.724~4.855円のレンジで0.21%の下落となりました。4.85円付近に25日移動平均線と一目均衡表の転換線が位置し短期的なレジスタンスになっています。4.65~4.85円のレンジを予想します。
【ランドはレンジ内の動きが継続】
8日に金融機関のアブサが発表した南アフリカ製造業PMIは50.9となり前月の48.2から上昇し景気の分岐点の50を上回りました。懸念されている鉄道や港湾の問題が徐々に改善したこと、冬の計画停電が昨年よりは改善するのではとの期待感も底上げにつながった模様。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは18.5271~18.803のレンジで0.08%の上昇となりました。18.60付近に25日線、75日線、一目均衡表の雲の下限などが集中し方向感のない流れが続いています。米CPI、PPIの影響は限定的で引き続き18.60中心のレンジが継続と予想します。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は7.684~7.839円のレンジで0.57%の上昇となりました。7.71円に一目の基準線、転換線が位置し、ここがサポートとされれば7.71~7.9円のレンジを予想します。
【ペソは堅調な動き】
9日にINEGI(メキシコ国家統計地理情報局)が発表した12月のCPIは前月比0.71%、前年比4.32%の上昇となりました。11月の前年比は4.32%の上昇でした。食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比0.44%、前年比5.09%の上昇となりました。コア指数は11カ月連続で伸びが鈍化して2021年9月以来の低水準になりました。
今回の上昇は野菜と果物の価格が2年ぶりの高水準になるなど農産物価格の上昇が主な原因になりました。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは16.7745~17.0613のレンジで0.14%の上昇となりました。17.08付近が短期的なレジスタンスになっており、ここが抜けなければペソ高のトレンドは継続16.65~17.08のレンジを予想します。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は8.497~8.621円のレンジで0.47%の上昇となりました。8.46円付近に25日移動平均線が位置し、このレベルが短期的なサポートになっています。ここがサポートとなり8.45~8.64円のレンジを予想します。
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