新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【リラは下落が継続】
12日ムーディーズはトルコの格付け見通しを安定的からポジティブに引き上げました。格付けはB3に据え置きました。理由として金融政策の変化を挙げています。総合インフレ率は当面上昇する可能性は高いが、変化の兆しはある。金融政策が信頼性と有効性を取り戻しつつある証拠としています。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは29.6405~30.1731のレンジで0.62%の上昇となりました。30リラがしっかりサポートされじり高になっています。引き続きドル高リラ安を予想します。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円のレンジは4.768~4.92円のレンジで2%の上昇となりました。ドル円の上昇を受けて円ではリラ高となりました。4.8円付近が短期的なサポートとなっていますが日銀会合でマイナス金利解除のヒントが出る場合は4.8円を抜けて前回安値の4.66円を目指す可能性があります。マイナス金利解除のヒントが出ない場合は4.8~5円のレンジを予想します。
【今週の会合は据え置きが優勢】
ロイターの調査によると25日開催の金融政策委員会で南ア中銀は政策金利を現行の8.25%に据え置き公算が高くなっています。20人のエコノミスト全員が据え置きを予想しています。その後5月は利下げ予想が優勢になっています。
17日ハニャホ南ア中銀総裁はディスインフレのプロセスが始まっており、今年のインフレ率は平均で5%になるとの見解を示しています。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは18.4875~19.178のレンジで2.69%の上昇となりました。18.50ランド付近が短期的なサポートとなり18.50~19.30のレンジを予想します。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は7.715~7.848円のレンジで0.61%の上昇となりました。12月30日の戻り高値が7.885円、7.84円付近に一目均衡表の雲の下限があり7.84~7.88円のゾーンがレジスタンスになっています。日銀会合でここを抜ければ8円付近への上昇の可能性もありますが、マイナス金利解除のヒントが出てドル円が下落する場合は7.6円付近への下落の可能性もあり日銀待ちとなっています。
【今年のペソは下落するのか?】
少し時間がたってしまっていますが、ロイターが1月2~4日にかけて行った調査によると、今年のメキシコペソは上昇の勢いが弱まるとの見通しが示されました。
昨年はメキシコ中銀が積極的に利上げを行い米国との金利差を維持してペソは過去30年でドルに対して最も上昇しました。しかし今年はメキシコ中銀も利下げに転じて米国との金利差が縮小する可能性が高くペソはドルに対して弱くなるとの見通しを示しています。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは16.807~17.3769ペソのレンジで1.57%の上昇となりました。17.40付近に一目均衡表の雲の下限がありレジスタンスになっています。16.80~17.40のレンジを予想します。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は8.508~8.677円のレンジで1.67%の上昇となりました。8.45円付近がサポートとされドル円の上昇もあり8.68円付近に上昇しています。日銀会合でドル円の上昇が続くようであれば8.7円を目指す動きを予想しますが、マイナス金利解除等のヒントが出てドル円が下落するようであれば8.45円付近への下落を予想します。
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