新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【トルコ中銀は利下げ】
26日の会合でトルコ中銀は予想通り2.5%の利下げを行い政策金利を47.5%とした。
11月の消費者物価指数上昇率は前年同月比47%に鈍化した。中銀はインフレ率は今後数年で目標の5%に向けて持続的に低下すると見込んでいるようで、これを受けた利下げの動きとみられる。
声明文ではインフレ見通しに焦点を当て、会合ごとに慎重に政策を決定するとし、顕著かつ持続的な悪化が予想される場合には対応すると表明した。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは34.7784~35.2832のレンジで0.74%の下落となった
35.30付近がレジスタンスとなっており35.10~35.30のレンジが続いている。利下げが始まったがリラの下落材料にはここまでなっていない。35.10付近を下抜けする場合は35リラ付近への下落を予想する。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.404~4.478円のレンジで0.48%の上昇となった。4.4~4.5円のレンジが続いているが、4.5円を上抜けする場合は4.6円付近への上昇を予想する。
【米長期金利上昇、ゴールド安などの影響】
直近のゴールド価格は19日に2596ドルと11月以来の水準に下落した。10月に2800ドルまで上昇したが、その後米長期金利上昇によるドル高などを受けて下落した模様で2560~2800ドルのレンジが続いている。
南アフリカランドも10月の17ランドから26日は18.90ランドと6月以来の高値水準までドル高ランド安となっている。長期金利の上昇によるドル高、主要輸出産品のゴールドの下落などがランド安を促していると思われる。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは18.23~18.9003のレンジで2.39%の上昇となった。ドル高ランド安のトレンドが継続している。19ランドが節目で、ここは一旦重要なレジスタンスになっている。ここを抜けられないと18.25~19のレンジを予想する。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は8.341~8.565円のレンジで0.95%の下落となった。8.6円付近がレジスタンスになっており8.3~8.6円のレンジを予想する。
【利下げ幅拡大に関する発言】
メキシコ中銀のヒース副総裁は、2月の金融政策決定会合で0.25%もしくは0.5%の利下げについて議論が行われる公算が大きいとの考えを示した。
最終的な決定は会合毎での状況によって決まるとした上で、トランプ次期米大統領が掲げる関税案が不確実性を高めていると指摘した。
インフレ目標への回帰に向けた利下げのスピードと規模については、中銀内の意見が分かれているため、決定は全会一致にならない公算が大きいとの見方を示した。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは20.0306~20.3939のレンジで1.46%の上昇となった。ドルペソはドル高ペソ安のトレンドが続いていた20.80ペソ付近が高値となり20~20.50ペソのレンジが続いている。引き続きこのレンジを予想する。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は7.719~7.843円のレンジで0.18%の下落となった。ペソ円は7.25円から上昇が続いたが7.85円付近がレジスタンスとなっている。ここが抜けなければ7.6~7.85円のレンジを予想する。
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