FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX・CFD・証券取引・外国為替のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > 為替大観 > 第563回 ~FOMCと雇用統計はドル軟化の号砲になるか~
為替大観

最新の記事

第563回 ~FOMCと雇用統計はドル軟化の号砲になるか~

2024年01月31日

今週のハイライトは、今晩のFOMC、そして2月2日(金)の米雇用統計である。短期的には堅調な米景気を背景にドル買いの流れが比較的に強いが、ドル買いを進めていく決定的な確証は持ち合わせていないのが市場の空気である。

朝方は、前回(1月22-23日)の「日銀金融政策決定会合における主な意見」で、政策変更の確率を高める発言が多く出ていることを材料に発表直後は円が買われ、ドル円は一時147.20円割れまで下落した。しかし事前予想以上の成長を示した米4Q・GDPや、2年ぶりの高水準となった1月消費者信頼感指数など米景気の底堅さを背景にドル買いが優勢となり、ドル円はじりじりと値を上げ147.90円まで上昇した。

現在(18:15)は147.50円前後とドルは値を下げているが、今後は本日のFOMCの結果(発表は、日本時間で2月1日早朝)を待ち、利下げ時期の後ずれや、あるいはもう1回の利上げの可能性を示唆するようなタカ派的内容が出るかが、注目点となっている。タカ派発言の場合は、一気にドル買いに転じる可能性があり、ドル円は年初来高値148.80円(1/19)を第1の節目、超えれば150円を狙う勢いとなろう。しかし一方で利下げの方針が維持されれば、まずは146.50-147.50のドル軟調気配となり、2月2日の雇用統計を待つ、という展開となるだろう。

他にFOMCの注目点を整理してみる。今回はいわゆる通常会合であり、ドットチャートや経済見通しの発表はない。声明文とその後のパウエル議長の記者会見から、今後の方針すべてを読み取ることになる。第1は、今回の政策変更の有無である。市場予想は変更なしである。シカゴCME市場のフェッドウォッチ(1/31 NY午前2時現在)でも、据え置きの確率が97.9%と現状維持がほぼ確実となっている。

次に、利上げの開始時期と年末の金利予想である。同じくフェッドウォッチによれば、3月利下げ予想はほぼ半々(確率は据え置きが54%、0.25%の引き下げ45%と据え置きがやや優位)だが、5月は現状維持が11%に対し、0.25%引き下げ確率が52%、0.50%の利下げ確率も36%あり、5月の0.25%利下げ見通しは確実の予想となっている。

そして、合わせて注目される年末のFF予想だが、前回12月のドットチャートでは、4.50-4.75%の見通しとなっていた。フェッドウォッチでは、4.00%が中心となっている。
このように、市場が利下げに前のめりになっていることに対し、パウエル議長が早期利下げを牽制するか、そのうえでFRBが、どの項目を懸念しているか、どの変化が金利政策の判断に影響するか、発言に注目したい。

次に雇用統計であるが、ヘッドラインの市場予想は、非農業部門雇用者数は+17万人(前月+21.6万人)、失業率は3.8%(前月3.7%)と、前月より雇用環境の小幅悪化となっている。さらに今月は別の重要な点がある。それは雇用者数の産業別内訳増減数である。このヘッドラインの雇用者数から、政府及び政府から補助を受けている項目(病院、教育、観光)を除くと、2023年6月以降の月平均増加数はわずか0.3万人、これはリセッション前の弱い数字と言われる。今月はここにも注目したい。

さて、今後1週間の相場予想だが、ドル円はレンジとしては145.50-148.50円を維持するが円高方向にシフトしていくと予想する。ユーロドルは1.0750-1.0950と先週と変わらず。また対円では158.00-161.00円と小幅ユーロ安と予想。そして英ポンドドルは先週と同じ1.2550-1.2850と予想する。

(2024/1/31、 小池正一郎)

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 小池 正一郎(こいけしょういちろう)
    グローバルマーケット・アドバイザー。1969年日本長期信用銀行(現・SBI新生銀行)入行後、資本市場部長、長銀証券常務などを歴任。1998年よりUBS銀行外国為替本部在日代表、シティバンク・プライベートバンクを経て、2006年より2015年6月までプリンシパリス.日本代表(国際金融政治情報コンサルティング会社、本部英国ロンドン)。外国為替コンサルタント、ファイナンシャル・プランナー(CFP(r)認定者)。ブログ執筆中(牛誰人のブログ・小池正一郎の世界経済大観)。新潟県出身(関川村ふるさと大使)。

FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引、証券取引、および暗号資産CFD取引(暗号資産関連店頭デリバティブ取引)に関するご注意


【パートナーズFXおよびパートナーズFXnano】
パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの建玉必要証拠金金額は原則、一般社団法人金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。但し、一般社団法人金融先物取引業協会が為替リスク想定比率を算出していない通貨ペアにつきましては、一般社団法人金融先物取引業協会と同様の算出方法にて当社が算出した為替リスク想定比率を使用しております。取引手数料は無料です。なお、外貨両替については1通貨あたり0.20円、受渡取引については1通貨あたり0.10円の手数料をいただきます。

【CFD-Metals】
CFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。

【証券】
国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。有価証券のお預りが無く、一定期間証券口座のご利用が無い場合等は、別紙 ①「手数料等のご案内」に記載の 証券口座維持管理手数料1,100円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

【暗号資産CFD】
暗号資産は法定通貨(本邦通貨又は外国通貨)ではなく、特定の者によりその価値を保証されているものではありません。暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済に使用することができます。暗号資産CFDは、取引時の価格の変動により、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。暗号資産CFDの取引に必要な証拠金は、取引の額の50%以上の額で、証拠金の約2倍までの取引が可能です。取引にあたり、営業日をまたいで建玉を保有した場合にはレバレッジ手数料が発生します。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会 一般社団法人日本暗号資産取引業協会

このページの先頭へ

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > 為替大観 > 第563回 ~FOMCと雇用統計はドル軟化の号砲になるか~