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為替モーニング東京市場2024年3月19日

2024年03月19日
(コラム執筆時間:09時04分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円148.00~149.50
ユーロ円161.50~163.00
ユーロドル1.0830~1.0950
豪ドル円97.00~98.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

本日の日銀金融政策決定会合に関しては、マイナス金利解除、イールドカーブコントロール(YCC)の撤廃、ETFの買い入れ終了などが報じられており、基本的には円買いに波及しても何ら不思議ではないが、既に金融緩和の持続性を促しており、相場への影響は限定的になりつつある。ただ春闘の好結果を受けて、植田日銀総裁がどこまで緩和姿勢を維持できるかも問われており、同総裁の一言一句に注視せざるを得ない状況にある。そんな中、米10年債利回りは4.3%前後で高止まりしており、日銀がゼロ金利を解消したとしても、日米金利差拡大が歴然としているだけに、一過性の円買いに留まる公算が高いだろう。また明日からのFOMCの動向にも関心が寄せられる中、年内利下げ回数も減少との見方も少なくなく、相対的にはFOMCの動向次第とも言える。引き続き相場が大きく動意づいてから、ナンピン売買に徹するのが賢明であろう。

一方、ドル円は本日の日銀会合の結果を見極めたいとの思惑があり、149円前後の狭いレンジ幅で膠着度を強めている。米債券利回り上昇と日銀のマイナス金利解除に挟まれているだけに、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。引き続き直近のレンジ幅148.00~149.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルはECBの利下げがFRBより先行との憶測があり、戻り売りが優先されている。反面、割安感や利益確定買いも随所に散見されており、拙速的な下値トライも慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0830~1.0950を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、148円前後から押し目買いと共に、149円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.08台前半から押し目買いと共に、1.09台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は昨日と同様に、ドル円149円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業も同様に、148円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、米ドル主導の展開と判断しており、現状では昨日と同様に、ユーロドル1.08台半ば割れから押し目買いと共に、1.09台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円148円前後ではロング、149円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は161円台半ば前後から押し目買いと共に、163円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は97円前後から押し目買いと共に、98円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円147.50150.10
ユーロ円161.00163.50
ユーロドル1.07801.1000
豪ドル円96.5099.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円147.50150.10
ユーロ円161.00163.50
ユーロドル1.07801.1000
豪ドル円96.5099.00
現在のポジション
ユーロ円ショート50,000☆162.00(SL162.80買い)
2024年3月収支経過(01~19日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥25,000
ユーロ円+¥60.000
ユーロドル
豪ドル円
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000149.70(SL150.20買い)
ドル円買い50,000148.20(SL147.70売り)
ユーロ円売り50,000163.00(SL163.50買い)
ユーロ円買い50,000161.50
ユーロドル売り50,0001.0950(SL1.1000買い)
ユーロドル買い50,0001.0830(SL1.0780売り)
豪ドル円売り50,00098.50(SL99.00買い)
豪ドル円買い50,00097.00(SL96.50売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000149.50(SL150.00買い)
ドル円買い50,000148.10(SL147.60売り)
ユーロ円売り50,000163.00(SL163.50買い)
ユーロ円買い50,000161.50
ユーロドル売り50,0001.0950(SL1.1000買い)
ユーロドル買い50,0001.0830(SL1.0780売り)
豪ドル円売り50,00098.50(SL99.00買い)
豪ドル円買い50,00097.00(SL96.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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