鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 104.50~105.80 |
ユーロ円 | 123.70~125.00 |
ユーロドル | 1.1750~1.1880 |
豪ドル円 | 76.00~77.30 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
米国株式市場において、コロナワクチン開発期待を込めて、NYダウは大幅に反発しているが、東京株式市場では前日比65円高とやや伸び悩んでいる。時間が徐々に経過するに従い、一部ではワクチン実用化には相当な時間を要するとの見解が少なく無く、現時点ではワクチンを評価するためには更に多くの具体的なデータが必要になると指摘されるなど、当面、第三者機関を通して、再検証が求められている。そして、米債券利回りの上昇により、ドルを買い戻す動きも強まっているが、コロナ対策としての財政出動が見込まれており、やや米金利の上昇には違和感が生じ始めている。また、ワクチン開発が頓挫する事態も想定し、多少の乱高下を視野に、少なめのポジションで臨機応変な売買が求められる。
一方、ドル円は105円台半ば前後では実需や利益確定売りが随所に散見されており、また、ストップロス買いも一巡するなど、上値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ドル円104.50~105.80円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
他方、ユーロドルは1.18台前半で一進一退の展開であるが、依然として、米ドル主導の展開は否めず、引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.1750~1.1880を重視し、同レベル前後からじっくり待機策が一考であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、今朝と同様に、ドル円104円台半ば前後から押し目買いを勧めると共に、ドル円105円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.17台半ば前後から押し目買いと共に、1.18台後半からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、株高期待と米金利の高止まりを背景に、底堅い展開と判断しているが、輸出企業はドル円105円台半ば以上から106円前後まで断続的に散見されている模様。一方、輸入企業はドル円104円台半ば前後から押し目買いを継続している模様。
●海外勢によれば、利益確定売りに圧され上値の重い展開と判断しており、る。現状では今朝と同様に、ユーロドル1.18台後半からナンピン売りと共に、1.17台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円104円台半ば前後ではロング、105円台後半ではショートをイメージし、ユーロ円は124円割れから押し目買いと共に、125円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは76円前後から押し目買いと共に、77円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 104.10 | 106.30 |
ユーロ円 | 123.20 | 125.50 |
ユーロドル | 1.1710 | 1.1930 |
豪ドル円 | 75.50 | 77.80 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
現在のポジション(SL&TP)
No position |
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
豪ドル円ショート | 50.000 | ★▼75.00(SL75.80買い)-¥40,000 |
2020年11月収支経過(02~10日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | +¥10,000 | +¥25,000 |
ユーロ円 | +¥5,000 | -¥25,000 |
ユーロドル | -¥68,400(-ドル550) | +$100 |
豪ドル円 | -¥90,000 | -¥65,000 |
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done |
前日の売買 海外市場
ドル円売り | 50,000 | ★△104.30(103.80ロングカバー)+¥25,000 |
ユーロ円売り | 50,000 | ★▼123.70(SL124.20買い)-¥25,000 |
ユーロドル買い | 50,000 | ★△1.1830(1.1850ショートカバー)+$100 |
豪ドル円売り | 50.000 | ★▼75.80(SL76.30買い)-¥25,000 |
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done | ||
ドル円売り | 50,000 | 105.80(SL106.30買い) |
ドル円買い | 50,000 | 104.60(SL104.10売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 125.00(SL125.50買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 123.80(SL123.30売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1880(SL1.1930買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1770(SL1.1720売り) |
豪ドル円売り | 50.000 | 77.00(SL77.50買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 75.90(SL75.40売り) |
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り | 50,000 | 105.80(SL106.30買い) |
ドル円買い | 50,000 | 104.50(SL104.00売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 125.00(SL125.50買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 123.70(SL123.20売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1880(SL1.1930買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1760(SL1.1710売り) |
豪ドル円売り | 50.000 | 77.20(SL77.70買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 76.00(SL75.50売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。