◆ ストップロスを巻き込みながら…」 - 121円回復
見誤った、ここまでストップロスが絡むとは…。
「米利上げ加速」への思惑から、「日米金利格差」はさらに拡大しています。
一方で、金融株主導にて米株式も上昇していますので、「リスクセンチメント」も改善しています。
このため「金利/リスク」の双方からドル円には上昇圧力がかかっており、さらには「欧年内利上げ」を巡る思惑まで台頭している格好になります。
こうして“円売り”が消去法的に加速する格好となり、“120円の大台”を突破したドル円は、そのままストップロスを絡めて“121円台”へと駆け上がりました。
◆ ファンダメンタルズ的にはまだ上…?
「日米金利格差」が再テーマ化していることで、“ドル買い+円売り”には安心感が膨らんでいると考えるのが自然です。
一方で「リスクセンチメント」も改善しており、“リスク選好→円売り”が促されやすいと見るのが妥当です。
そうなるとさらに加速する可能性が否めなくなり、“121.478(16/2/1高値)”や“121.677(16/1/29高値)”を目指しても何ら不思議ではないことになります。
さらに上回ると“約2円幅”となる“123.499(15/12/18高値)”まで、一気に駆け上がる可能性まで想定されるところです。
◆ それでも「上昇往き過ぎ感」「期末を控えたスケジュール感」が残る・・・!?
ただここで問題となるのが、「上昇往き過ぎ感」と「期末を控えたスケジュール感」です。
そして前者は“短期的に明らか”であり、そして後者は“新規のポジション構築は手控えられる”と見るのが妥当ということになります。
そうなると“ストップロス(ポジション決済)”さえ終えれば…?
見誤ったばかりであり、また流れに逆らう格好にもなりますが、ここからの“上値追い”には慎重であるべきと考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:121.970(21/1/6~22/1/4-22/1/24の61.8%返し、ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値4:121.677(16/1/29高値)
上値3:121.478(16/2/1高値)
上値2:121.404(ピボット1stレジスタンス)
上値1:121.036(16/2/2高値、3/22高値、+2σ、1/4~1/24の261.8%戻し水準、大台)
前営業日終値:120.816
下値1:120.380(3/22高値後の押し目、3/17~3/22の23.6%押し水準)
下値2:120.007(3/17~3/22の38.2%押し、大台)
下値3:119.693(3/17~3/22の50%押し)
下値4:119.379(3/17~3/22の61.8%押し)
下値5:118.991(3/17~3/22の76.4%押し)
◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:91.302(15/8/20高値)
上値4:91.000(大台)
上値3:90.913(ピボット1stレジスタンス)
上値2:90.711(15/12/4高値)
上値1:90.460(15/12/7高値)
前営業日終値:90.247
下値1:90.000(大台、+2σ)
下値2:89.537(3/22NYタイム安値、3/21安値後の38.2%押し)
下値3:89.237(3/21安値後の50%押し)
下値4:89.000(大台)
下値5:88.924(3/15~3/22の23.6%押し、3/21安値後の61.8%押し、ピボット1stサポート)
◆ ポンド円 抵抗・支持ライン
163.870(16/5/31高値)
163.000(大台)
162.000(大台)
161.000(大台)
160.638(16/6/1高値)
前営業日終値:160.227
160.000(大台)
159.908(+2σ)
159.294(3/21安値後の38.2%押し)
159.000(大台)
158.737(3/21安値後の50%押し)
158.179(3/21安値後の61.8%押し)
158.000(大台)
157.316(+1σ)
157.123(3/22安値)
157.000(大台)
156.783(月足・一目均衡表先行スパン上限)