◆ 「日米」のみならず、「米欧」でも… - 金融当局の立ち位置の違い

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マネパ為替分析 日刊レポート

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「ドル買い維持」に大きなリスクはない…!?

2022年04月15日

◆ 「日米」のみならず、「米欧」でも… - 金融当局の立ち位置の違い

「日米金融当局の立ち位置の違い」がテーマ化する中、昨日は「米欧金融当局の立ち位置の違い」も囃されました。

ECB理事会は昨日、「緩和策を今夏(7-9月)に終了」との見通しを維持しました。
「7月には終了」「9月に利上げ開始、12月にはさらに追加利上げ」との思惑が一部で台頭していたこともあり、マーケットでは“失望売り”が誘われた格好となりました。
こうしてユーロは対ドルで“3/7安値(1.08061ドル)”を割り込むと、そのまま“20/4/24以来の水準(1.07582ドル)”へと駆け下りていきました。

対照的に“最強通貨”となったドルは、対円でも再び値を戻す展開となっています。
今週発表の米経済指標から「米インフレ懸念は幾分後退」しており、またイースター休暇を控えたポジション調整から「米10年債利回りも低下(→2.64%)」していますので“さらなる上値追い”は押さえられていますが、それでも堅調推移のままで昨日の取引を終えています。


◆ “高値達成感”の台頭より、“ドル買い安心感”が勝る可能性…?

「流動性低下」を控えたリスクシナリオとしては、“ポジション調整”と見るのが一般的です。
特に“往き過ぎ(スピード)の調整”は一気に加速することがありますので、直近の動きを鑑みれば“上値の重さ→利益確定売り”を懸念するのが自然といえます。
しかし「日米金融当局の立ち位置の違い」が鮮明となる中、日銀に関しては「少なくとも次回会合(27-28日)での緩和縮小はない」と見るのが妥当ということになります。
一方でFOMCに関しては「次回会合(来月3-4日)での利上げは既定路線」「しかも0.50%利上げが濃厚」と見られる中、これらを後退させる材料が目先は不在となります。
つまり「休暇中に何が起こるかわからない→一旦ポジションを整理しておこう」といった通常の思惑は後退し、少なくとも金利面では「ドル買い維持に大きなリスクはない」との認識が台頭してもおかしくないことになります。

“一旦の高値達成感”は浮上してもおかしくなく、“利益確定売り(ポジション調整)”と見るのが自然な状況ではありますが、“さらなる上値追い”というシナリオに関しても、やはり頭の片隅に残しておきたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:127.000(大台)
上値4:126.573(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:126.312(4/13高値)
上値2:126.229(ピボット1stレジスタンス)
上値1:126.002(4/14高値、大台)
前営業日終値:125.885
下値1:125.545(4/14安値後の50%押し)
下値2:125.437(4/14安値後の61.8%押し)
下値3:125.314(ピボット1stサポート)
下値4:125.087(4/14安値、+1σ、大台)
下値5:124.742(4/12安値、ピボット2ndサポート)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:94.162(4/5-6高値)
上値4:94.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:93.862(4/13高値)
上値2:93.688(4/14高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:93.584(+1σ)
前営業日終値:93.370
下値1:93.207(日足・一目均衡表転換線)
下値2:93.121(4/14安値、ピボット1stサポート)
下値3:93.017(4/13安値、4/7~4/13の61.8%押し、大台)
下値4:92.827(4/12安値、ピボット2ndサポート)
下値5:92.519(4/11安値、ピボットローブレイクアウト)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

168.000(大台)
167.629(16/2/10高値)
167.000(大台)
166.079(16/2/16高値、大台)
165.635(+2σ)
165.000(大台)
164.847(4/14高値)
前営業日終値:164.653
164.374(4/14安値後の押し目)
164.033(4/14安値、4/12~4/13の38.2%押し水準、大台)
163.810(4/12~4/13の50%押し)
163.566(4/12~4/13の61.8%押し、+1σ)
163.264(4/12~4/13の76.4%押し)
163.000(大台)
162.867(4/13安値)
162.776(4/12安値、日足・一目均衡表転換線)
162.628(3/30~4/13の38.2%押し)
161.943(3/30~4/13の50%押し、大台)
161.717(4/11安値)
161.646(4/8安値、20日移動平均線)
161.388(4/6-7安値)
161.258(3/30~4/13の61.8%押し)


《10:05》
《11:40、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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