◆ やや“買い戻し”が目立ったものの… - “膠着”変わらず

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マネパ為替分析 日刊レポート

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いよいよ大一番…!?

2022年07月27日

◆ やや“買い戻し”が目立ったものの… - “膠着”変わらず

「欧景気後退懸念」を背景に“ユーロ売り”が目立ったことを除けば、昨日も“膠着”というのがぴったりと来る商状でした。
ドル円は“やや買い戻し”が目立ったものの、“136.964円”では上値を押さえられるなど、動意付くに至ることはありませんでした。
やはりFOMCを控えた“様子見ムード”の中、“ポジション調整”を除く動意が抑制されていたからです。


◆ ただ“膠着”はこれまで、いよいよ動き出す…?


もっとも本日のFOMCで、いよいよそのタガが外れる可能性は大いに期待されるところです。

まず事前予想は“0.75%利上げ”ですが、「インフレ高騰」を背景に“1.00%”を押す向きがある一方で、「景気後退」を懸念して“0.50%”に留まるとの声も一部では存在しています。
つまり見方が割れていることになりますので、思惑の変化から“大きく動意づく”という可能性が否めないことになります。
特に“0.75%”が織り込み済である以上、「知ったら終い」と捉えられる可能性も想定しておかなければなりません。


◆ このパターンが少々怖いが…!?

逆のパターンとしては、パウエルFRB議長が『当面0.75%利上げが必要』と打ち出した場合でしょう。
この際は“金利選好→ドル買い”が再認識される格好となり、“年初来高値(7/14高値:139.410円)”の更新に向けて、改めて動き出してもおかしくないところです。

後は結果次第ということになりますが、いずれにしても現在の“膠着”は終了し、トレンドを伴う動きがいずれかに向けて動き出すと考えたいところです。
個人的には、もう一段“下方向”に振れる展開を想定していますが…?


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※FOMCが予定されていますので、いつもより値幅を拡大しています。

139.123(7/15高値)
139.000(大台、+2σ)
138.874(7/21高値)
138.564(7/18高値、7/14~7/22の76.4%戻し)
138.385(7/19-20高値)
上値5:137.955(7/22高値、7/14~7/22の61.8%戻し、大台、+1σ)
上値4:137.879(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:137.487(7/14~7/22の50%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:137.344(日足・一目均衡表転換線)
上値1:137.188(ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:136.954(20日移動平均線、大台)
下値1:136.838(日足・一目均衡表基準線)
下値2:136.632(7/22~7/26の23.6%押し)
下値3:136.429(7/22~7/26の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値4:136.273(7/26安値、7/22~7/26の50%押し)
下値5:136.099(7/22~7/26の61.8%押し、大台、ピボット2ndサポート)
135.877(7/25安値、-1σ)
135.806(ピボットローブレイクアウト)
135.564(7/22安値)
135.446(6/16~7/14の50%押し)
135.326(7/8安値)
135.000(大台)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

96.972(15/6/3高値、大台)
96.886(6/8高値)
96.761(6/9高値)
96.000(大台、ピボットハイブレイクアウト)
上値5:95.922(+2σ)
上値4:95.753(7/20高値)
上値3:95.595(7/21高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:95.382(7/22高値)
上値1:95.262(7/26高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:94.991(大台)
下値1:94.833(+1σ)
下値2:94.570(7/26安値、7/25~7/26の50%押し水準、ピボット1stサポート)
下値3:94.417(7/25~7/26の61.8%押し、日足・一目均衡表転換線)
下値4:94.249(ピボット2ndサポート)
下値5:94.000(大台)
93.895(7/25安値、ピボットローブレイクアウト)
93.734(20日移動平均線)
93.626(7/12~7/20の61.8%押し、日足・一目均衡表基準線)
93.342(日足・一目均衡表先行スパン上限、50日移動平均線)
93.157(7/15安値、7/12~7/20の76.4%押し)
93.000(大台)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

168.730(6/9高値)
168.002(6/10高値、大台)
167.808(6/22高値)
167.442(6/22NYタイム高値《6/22高値後の戻り高値》)
167.023(6/23高値、大台)
166.926(6/28高値)
166.332(6/29高値、+2σ)
166.224(7/20高値)
165.964(7/21高値、大台)
165.256(+1σ)
165.127(7/22-25高値)
164.964(7/26高値、大台)
前営業日終値:164.728
164.610(日足・一目均衡表転換線)
164.366(週足・一目均衡表転換線)
164.100(日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)
164.000(大台)
163.902(50日移動平均線)
163.654(日足・一目均衡表先行スパン上限)
163.483(7/26安値)
163.098(-1σ)
162.996(7/25安値、大台)
162.619(7/6~7/20の61.8%押し)
162.362(7/13安値)
162.249(100日移動平均線)
162.165(日足・一目均衡表先行スパン下限)
162.000(大台、-2σ)
161.826(7/8安値、7/12安値)
161.592(7/7安値)
161.000(大台)
160.391(7/6安値)
160.002(6/16安値、大台)

《10:20》
《11:00、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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