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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2021年07月19日(月)]

2021年07月19日

先週は「米10年債利回り」の揺れ動き、これに引っ張られてドル円も上を下へと振れました。

まず前回ならびに事前予想を大きく上回った「米CPI(前月比+0.9%は2008年6月以来の伸び/コア前年比+4.5%は1991年11月以来最高)」は、伸び鈍化を想定していたマーケットにサプライズをもたらしました。
「米10年債利回り」が“1.42%台”へと駆け上がる中、ドル円は“110.696円”へと上値を伸ばしています。
一方で翌14日の「パウエルFRB議長・議会証言」は、「早期の米テーパリング観測」を押し戻すのは十分な材料でした。
『インフレ上昇は一時的』との従来姿勢は「米10年債利回り」を“1.29%台”へと押し下げ、つれてドル円も“109.714円”へと値を落としています。

こうして上を下へと揺れ動いたものの、「トレンド形成(方向感定まる)」へと移行するには至っておりません。
前記議会証言を経て、「早期の米テーパリング観測」は確かに後退しています。
一方で「インフレ長期化」の思惑は根強く、「次なる方向性はテーパリング」との見方が既定路線となっている印象は否めません。
このため“金利選好→ドル売り”に傾斜しやすいものの、一定水準まで下げると“ドル押し目買い”がすぐさま入るという地合いになりつつあるのも事実です。

今週は注目イベントが少なく、すでに「ブラックアウト期間」に突入していますので、思惑の変化は期待薄(限りなくゼロに近い?)と見るのが自然です。
このため“金利選好→ドル売り”へと傾斜しやすいのは事実ですが、それでも“ドル売り加速”は想定しづらい…?

「動意を欠きやすい」中ではありますが、引き続き「下方向は試さない」と見て、神経質なマーケットと向き合いたいところです。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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